海の生活
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研究とは何であるのか、というとき、学術的な答えならいくらでも返ってくるだろうと思う。
一番自分にとって答えたい、答えが欲しいのは、
「まじめに何年間も研究をしてきて、それがお金を払って労働して、その上で借金から始まる人生になる研究とは何なのか」
ということ。
殆どの博士課程の学生は、日本学生支援機構での奨学金という名の借金をしており、
最近になって返済免除の項目がなくなってしまったため、
マイナスから始まる人生に恐れと不安を抱いている。
以前は、教職や特定の研究職についた場合は、奨学金の返還は免除されていたのだ。
博士一万人計画というのがあって、博士の人口増加は叫ばれ、実際人数は増えたけれど、
増やすだけ増やして、その人たちの先のことは全く考えられていないのが現状だ。
優秀で、判断の早い人たちはそれゆえに博士に進んですばらしい業績を残すことは選択せず、
大学の学部もしくは修士課程を卒業、修了し就職している。
このような思考はしばしば、私の研究作業を止める。
誰でも一度は思うことだろう、
自分は何をやっているんだろう、ここで。
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